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三番目のビタミン、ナイアシン

ナイアシンは、ニコチン酸とニコチンアミドの総称とされています。タバコに含まれているニコチンと構造が似ているために名前が使われていますが、ニコチンとは全くの別物です。体に有毒なニコチンと違い、ニコチン酸は体に必要なものとなっています。ナイアシンは、1700年代にスペインで発見されたペラグラ(代謝内分泌疾患)が、1930年代にナイアシンの欠乏症が理由であることが分かりました。米ぬかからビタミンB1を発見したことで、研究を重ねてニコチン酸(ナイアシン)を分離することができたそうです。ナイアシンは、ビタミンB群の中のひとつで、8種類中、3番目に発見されたためにビタミンB3と呼ばれていた時期もありました。しかし、そもそもビタミンB群は種類が多いため、混乱しないためにナイアシンと呼ばれるようになったそうです。